「防災・減災対策と復興支援」をテーマにした作品を募集します。
課題部門概略
第26回プログラミングコンテスト・課題部門では「防災・減災対策と復興支援」をテーマにした作品を募集します。
近年,全国各地で多発している地震,津波,台風,豪雨,竜巻,噴火,渇水などの自然災害によって,毎年,たくさんの命や財産が失われています。長野県でも2014年には,7月に発生した南木曽町での土石流災害で尊い命が奪われ,9月には突然の御嶽山噴火で戦後最悪の人的被害を出し,11月には県北部を震源とした最大震度6弱の地震が発生し,現在も多くの人が避難生活を余儀なくされています。全国どこでも起こりうるこれらの自然災害から私たちの生命や安全・財 産を守るためには,事前の万全な備え,発生時の迅速な対応,発生後の確実な復旧・復興が強く望まれています。
一方,2011年 3月に発生した“東日本大震災”から 4年が経ちましたが,被災地の復興は進まず,震災そのものが風化しつつあるようにも見えます。
課題部門では,このような自然災害における「防災・減災対策」と「復興支援」においてどのような課題や問題点があるのかを分析し,大規模に蓄積されたオープンデータやICT を活用してその課題や問題点をどのように技術的に解決するのかを具体的に提案してください。一般的な自然災害についての「防災・減災対策」や自然災害からの「復興支援」を考えてもらってもよいですし,東日本大震災の「復興支援」について考えてもらってもよいと思います。いずれにしても,この課題部門への取り組みを通して,東日本大震災から 4年を経過した被災地の実状に改めて目を向けてもらう,そんな機会にして欲しいと思っています。
どうか,高専生ならではの切り口,独創的なアイデアで,被災地をそして日本を元気にするような魅力あるシステムを提案してください。
注意事項
- 独創的な周辺装置の使用は自由ですが,それをいかにしてプログラミングで有効に取り扱うかが評価されます。ただし,展示スペースに収まるようにしてください。また,本選では指定された時間内(40分程度)に設置が完了するようにしてください。
- 課題テーマと作品との適合性も評価されます。
- 作品の独創性を最重点に審査しますが,有用性や完成度を含めプログラミング技術も評価の対象となります。
- プロコン応募作品の商品化や権利確保の観点から,予選通過作品に限り,作品の新規性を評価するパテント審査を実施頂けることになりました。応募者は,別紙様式に従って書類を提出頂くようお願いします。